近視でお困りの皆さまへ
近視進行を抑える新規技術検証のためのモニター募集

南青山アイクリニックでは、研究にモニターとして参加される方を募集しております。本モニターの内容については、2018年3月22日放送のテレビ東京カンブリア宮殿と2017年1月19日放送のNHKあさイチで紹介されました。
募集人数が集り次第終了とさせていただきます。(※ネット予約での受付はできません。お電話でお問い合わせください。)
2018年3月24日応募者多数のため募集は終了とさせていただきました。

    

子供の近視の現状

日本でも、小学生の約3人に1人が、視力1.0未満に!

近視の人口は日本でも増加し続けています。小学生で3割を超え、中学生では半数を超え、高校生では6割を超えており、年々増加の傾向にあります。

小学生の近視増加グラフ

近視のメカニズム

近視のメカニズムのひとつは、「眼軸長」が伸びること

近視の原因のひとつとして、眼軸長が伸びることがあげられます。特に成長期に体の発達とともに眼軸長のバランスが壊れ近視になるケースが多いとされていますが、その因子には「遺伝」と「環境」の二つが影響しています。

眼軸長グラフ

環境因子のひとつが、外遊びの減少

屋外活動や外遊びする子どもが減少

1日のうち、スポーツや外遊びの時間を比較してみると、小学生は40分、中学生は20分、高校生は10分。小学生の3割、中学生の7割、高校生の8割は、屋外で全く遊びやスポーツをしていません。
※習い事や部活を除く

眼軸長グラフ
出典:ベネッセ

近視進行抑止効果の最新研究

波長360~400nmの可視光であるバイオレットライトが重要である可能性

バイオレットライトは、可視光の最下限、紫外線の手前に位置する可視光での最も波長の短い紫色の光(波長360~400 nmの光)です。屋外環境(太陽光)に豊富に含まれています。動物実験などの基礎研究と臨床研究の両面から検証した結果、このバイオレットライトが近視進行抑制に重要である可能性があることがわかってきました。

     
バイオレットライトの関与のグラフ

バイオレットライト透過コンタクトレンズ群(VL(+)CLs)はバイオレットライト不透過メガネ装用群(VL(-) glasses)に比べて、 1年間あたり約0.1mm眼軸長伸長量が有意に少なかった。

眼軸長変化長量

私たちをとりまく現代の光環境

バイオレットライトは家庭や学校やオフィスにはほとんど存在していない

眼軸長変化長量

* Torii H., Kurihara T., Seko Y., Negishi K., Ohnuma K., Inaba T., Kawashima M., Jiang X., Kondo S., Miyauchi M., Miwa Y., Katada Y., Mori K., Kato K., Goto H., Oda M., Hatori M., Tsubota K. et al. :Violet light exposure can be a preventive strategy against myopia progression.EBioMedicine 15 : 210-219, 2017

ほとんどのUVカットガラスは、近視の進行をおさえるバイオレットライト(波長360〜400nmの光)までカットしてしまっています。また、室内の照明に使われるLEDライト、蛍光灯、白熱灯にもバイオレットライトはほとんど含まれていません。

モニターについて

     
  • ネット予約での受付はできません。お電話でお問い合わせください。
  • モニター参加には費用がかかります。
  • 特別に設計されたメガネと照明が貸し出されます。
  • メガネは常用していただき、照明は毎日2時間お使いいただきます。
  • 研究期間は2年間です。
  • 対象となる方(詳しくは適応検査にて判断いたします)
  • 近視で困っている方であれば、年齢や性別、近視の程度は問いません。
    (未成年の方の参加には、保護者からのインフォームドコンセントが必要です)
  • すべての検査日に来院、検査できる方
  • 医師の指示を守れる方
  • 募集人数:約30名
  • 研究期間:2年間
  • 検査日:初診時の検査を含め、計6回
    (初診時、開始後1ヶ月後、6ヶ月後、12ヶ月後、18ヶ月後、24ヶ月後)
  • モニター参加費用:5万円(税別)
    ※検査費用が別途(5400円) かかります。初回適応検査の最終受付時間16時まで(初回所要時間約3時間)

ご参加をご希望される方、または質問のある方はお気軽にクリニックまでご連絡ください。

電話番号:03-5772-1451  担当:大野、水流

    

参考文献


* Torii H., Kurihara T., Seko Y., Negishi K., Ohnuma K., Inaba T., Kawashima M., Jiang X., Kondo S., Miyauchi M., Miwa Y., Katada Y., Mori K., Kato K., Goto H., Oda M., Hatori M., Tsubota K. et al. :Violet light exposure can be a preventive strategy against myopia progression.EBioMedicine 15 : 210-219, 2017
* Torii H., Ohnuma K., Kurihara T., Tsubota K., Negishi K. : Violet Light Transmission is Related to Myopia Progression in Adult High Myopia, Scientific reports, 7, 2017
*Torii H., Negishi K., Watanabe K., Arai H., Kato N., Tsubota K. Myopic regression after phakic intraocular lens implantation and LASIK. Optom Vis Sci., 2014; 91:231-239.
* Torii H., Negishi K., Watanabe K., Saiki M., Kato N., Tsubota K. Changes in Higher Order Aberrations after Iris-Fixated Phakic Intraocular Lens Implantation.J Refract Surg., 2013 Oct;29(10):693-700.
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* Torii H., Negishi K., Dogru M., Saiki M., Yamaguchi T., Watanabe K., Kato N., Tsubota K. Inflammation after phakic implants. Ophthalmology, 2011; 118: 2518 e2511-2512.
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* 鳥居秀成:見る育ハンドブック 目のひみつを知ろう, 株式会社ジンズ.東京, 2017.
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* 鳥居秀成、不二門尚:近視予防の現況 眼科臨床エキスパート 知っておきたい屈折矯正手術.医学書院, 東京,336-344, 2014.
* 鳥居秀成:屈折矯正newest,-保存療法と手術の比較-,近視の原因と予防 Monthly Book OCULISTA No.21.全日本病院出版会, 東京, 1-10, 2014.
* 鳥居秀成:再考!近視メカニズム-実臨床のために- 近視のメカニズム(総論)Monthly Book OCULISTA No.4.全日本病院出版会, 東京, 1-10, 2013.
* 鳥居秀成、不二門尚:屈折矯正手術ガイドライン・講習会 眼手術学4 角膜・結膜・屈折矯正.文光堂, 東京, 500-501, 2013.
* 鳥居秀成:屈折矯正手術適応と各種資格 眼手術学4 角膜・結膜・屈折矯正.文光堂, 東京, 502-505, 2013.
* 鳥居秀成、根岸一乃:眼科診療指針のパラダイムシフト老視の治療(多焦点眼内レンズ).金原出版, 東京, 眼科55 (11)(10月臨時増刊), 1378-1392, 2013.
* 鳥居秀成、不二門尚:眼科診療指針のパラダイムシフト近視の進行の病態.金原出版, 東京, 眼科55 (11)(10月臨時増刊), 1404-1415, 2013.
* 鳥居秀成、根岸一乃:有水晶体眼内レンズの現状.前房型(虹彩支持型)レンズ.日本眼科手術学会編集, 東京, 眼科手術25 (1), 52-59, 2012.
* 鳥居秀成:屈折矯正の新しい流れ C.水晶体摘出後の眼内レンズ-2.調節眼内レンズa.種類と適応.メディカル葵出版, 東京, あたらしい眼科28 (臨増), 243-246, 2011.
* 鳥居秀成、不二門尚:綜説近視の進行予防は可能か.金原出版, 東京, 眼科54 (4), 407-425, 2012.
* 鳥居秀成、根岸一乃:LASIKの周術期管理.日本白内障屈折矯正手術学会雑誌編集部,大阪, IOL&RS 24 (4), 580-584, 2010.
* 鳥居秀成、不二門尚、宇津見義一:学校近視の現況に関する2010年度アンケート調査報告.日本の眼科82(4), 531−541, 2011.
* 鳥居秀成:レーシックのメリット・デメリット眼科ケア2 月号:メディカ出版,大阪,22-23,2010.
* 鳥居秀成:小児の視力からだの科学263:43,日本評論社,東京,2009.

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