不完全フラップ、形成不全
2014/06/18
不完全フラップ、形成不全
【発症時期】手術中
【原因】マイクロケラトーム操作中トラブル
【症状】程度にもよるが不正乱視により裸眼、矯正視力低下、コントラスト感度低下、グレア・ハロが出現する場合がある
【治療方法】手術中に継続可能なものはそのまま手術を行うが、途中終了した場合は3か月以上待って厚めのフラップを作成し再手術を行う。フラップのしわが強いものはPRKを行う
【解説】ボタンホール、フリーフラップ、イレギュラーフラップ、thin フラップ、shortフラップなどがあるが、近年フェムトセカンドレーザーが主流となっているためこのような合併症が発生することはほぼなくなってきているが、マイクロケラトームを使用する場合は患者の頭の固定、開瞼をしっかり行う、吸引リングの固定確認、マイクロケラトームの組み立てを正確に行うことが重要である