白内障の症状とは~「見えづらいのは年のせいじゃない?!」~
2015/12/02
身体の老いと目の老い
人間の目は10代をピークとして少しずつ加齢により衰えていきます。とは言っても20代~30代はまだまだ若いので、目の衰えを感じることはあまりありません。
しかし40代に突入すると手元の見え方に衰えを感じてきます。いわゆる「老眼」です。
また、40代ぐらいから目だけではなく、様々な部位の衰えが目立ち始めるため、「まぁ年のせいだろう」ということで、放置されがちになってきます。
60代ぐらいになると、白内障によって視力が低下してきている方が多く見受けられますが、これもやはり「年のせいだろう」の延長でやはり放置されがちになり、気が付いた時にはかなり白内障が進んでいるなんてもことも珍しくありません。
白内障の初期症状とは
白内障は眼の中にある「水晶体が白く混濁してくる」疾患です。
白く混濁してくると、イメージ的には「視界が白くボヤける」ような気がしますが、実際はその他の症状を訴えるケースも多いです。
一般的な白内障の症状は以下の通りです。
・光がまぶしく感じる(光がギラついて見える)
・暗いところで見えにくい
・メガネを作り変えても見えにくい(すぐメガネが合わなくなってしまう)
・全体的にかすむ
・色が変わって見える(黄ばんで見える)
・老眼鏡をかけても新聞が見にくい
・車の運転がしづらくなった(免許の更新で指摘された)
等々です。
白内障は急激に進行する場合もありますが、多くの場合はゆっくり少しずつ進行するので、視力低下に気が付きにくいこともあります。60代の7割は白内障があると言われていますので、60才になったら一度健診を受けることをお勧めします。
吉田
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