白内障手術後にレーザー治療?!~後発白内障の治療~
2015/12/02
後発白内障とは
白内障手術を行う際に、水晶体の入っていた袋「水晶体嚢」を残して、そこに眼内レンズを入れ替えて手術を行います。
つまり、白内障の手術は「水晶体の中身だけ取り換える手術」になります。
しかし問題は残っているこの水晶体嚢で、これは時間経過とともに白濁してくることがあります。これが後発白内障です。白内障のように白く曇ってしまうので、視力にも影響を及ぼします。
また、後発白内障は手術後5年以内の発症率が約20%と言われています。
後発白内障の治療はレーザー
放っておくとかなり視力が落ちることもありますが、レーザーの処置で簡単に濁った水晶体嚢を取り除くことができます。
「レーザーを使う」と言われると何だかとても大変な処置のような印象を受けますが、レーザーでの処置は痛みもなく、短時間で終わりますので、多くの場合は外来での処置が可能です。
処置後に飛蚊症が増えたりすることもありますが、ほとんどの場合はそれが大きな問題になることもなく、元の視力を取り戻すことができます。
また、取り除いてしまっているので、再発することは基本的にありません。
吉田
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