白内障手術後の見え方ってどんな感じ?
2018/11/11
手術後どうなってしまうのか教えて欲しい
白内障手術をした後の感想は人によって様々です。
「よく見えるわ」という人もいれば、「思っていたより見えない」と言われる方もいます。
また、手術前には「私はどれだけ見えるようになりますか?1.0?1.5?」みたいに具体的な視力の数値を言われる方もいます。
手術前にどのぐらいどんな風に見えるのかシミュレーションできれば一番良いのですが、残念ながらそれもできません。
例えばメガネやコンタクトレンズを使って、どんな感じかをシミュレーションしようと思っても、そもそも白内障のせいで曇ってしまっているので、「曇りが取れたらどんな風に見えるか」はどうやっても再現することはできません。
また、手術は100%の精度でできるわけではないですし、手術後何らかの合併症が起こる可能性もあります。
ですから、手術をする前に「どのぐらいの視力になるのか?」というのはどんな名医の先生でも答えることはできないのです。
手術によって見え方はどう変わるのか?
白内障が進行すると水晶体は白ではなく黄色くなってきます。そのため視界は全体的に黄みがかって見えます。しかし徐々に色が変化しているので自覚することはまずありません。手術をすると急に見え方が変わるため、「今までと色味が違って見えてしまうことも少なくありません。
また、白内障手術では眼内レンズの度数を調整することにより、遠視や近視、乱視を矯正することができます。ですから元々ド近眼の人でも手術は普通に見えるようにすることも可能です。
ただし手術の精度は完璧ではありませんので、近視や乱視が残存してしまう可能性もありますが、基本白内障以外に問題ない方であれば、例え近視や乱視が残存したとしても元々の見え方と比較をすればかなり良い状態になっていると思います。
いずれにしても白内障は目の状態によって術後の結果や手術の適応もかなり異なりますので、気になる方は一度眼科で調べてもらうと良いでしょう。
吉田
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