白内障手術はしたくない!白内障の治療薬について
2016/03/04
白内障を治療するには、一般的に手術で濁った水晶体を取り除き、その方の近視や乱視、遠視に応じた眼内レンズを挿入する治療が一般的です。手術の時間は15分前後と短時間※で、日本国内でも年間140万眼近く行われているポピュラーな手術です。
しかし、出来ることなら手術はしたくない、治療薬で治したいと言う方もいらっしゃると思いますが、残念ながら現時点では白内障を完全に治療(濁った水晶体を元に戻す)する薬はありません。
現在、眼科では白内障の進行を抑える、予防するという目的でグルタチオン点眼液(商品名タチオン)や、ピノレキシン点眼液(商品名カタリン、カリーユニ)が処方されています。これらの点眼液は厚生労働省に承認されていますが、白内障がある全員に効果があるわけではなく、白内障のタイプや進行度により効果がみられない場合もあります。
インターネットで調べると海外の白内障治療薬と称する点眼薬が検索結果で出てきますが日本では効果が確認出来ていないため厚生労働省の認可は下りていません。入手するには個人輸入という形になりますが、全て自己責任となります。偽造品、粗悪な環境での保管、決済方法等、様々なリスクがあります。また個人輸入で薬害がおきた場合は救済策が一切ありません。
現時点では、白内障の治療薬はありませんが、予防にはいくつかの点眼薬があります。これらの点眼薬は処方薬ですので、かかりつけの眼科医に相談されてはいかがでしょうか。
南青山アイクリニックでは白内障予防点眼薬処方から、先進医療適用の手術、海外の遠近両用眼内レンズを用いた白内障手術までご提供可能です。患者様の希望を伺いながら最適な治療をご提案します。
※手術は短時間ですが執刀医の手術手技向上や眼内レンズの工夫、手術機器の性能upにより手術時間が短く、患者様にはより負荷の少なくなっている手術です。白内障手術は決して簡単な手術ではなく精密で高度な技術を必要とする手術です。
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