近視の進行について
2018/07/27
近視とは、眼の内に入った光が網膜よりも手前で焦点を結んでしまい、網膜にピントがあわない状態です。 原因として、眼球の長さ(眼軸)が正常よりも長い場合(①軸性近視)と、角膜や水晶体の屈折力が強い近視(②屈折性近視)が あります。
成長期における近視の進行としては眼球の長さ(眼軸)が長くなる①軸性近視であり、近視全体の割合としても軸性近視が多いとされています。また、人口に対する近視の方の割合人口の1/3とも言われており年々増える傾向があります。
近視の進行予防としては、昔からよく言われている「暗い所で本を読まない」「ゲームを長時間しない」「遠くの景色を見る時間を作る」とありますが、現在軸性近視の進行をするために様々な研究がされています。
その中でも太陽光に含まれるバイオレットライトが注目が集まっています。ヒヨコの実験ではこの光を与えると近視が進まないという事が慶応大学の研究で明らかになりました。最近では眼鏡、コンタクト、窓ガラスなどにおいてもUVカットがされており、バイオレットを浴びる時間が少なくなってきています。紫外線と考えられがちですが、ほんの一部の波長なので紫外線によくあるような害はあまりないと考えられています。
南青山アイクリニックでは2016年からバイオレットライト(波長360~400㎚)を積極的に供給するデスクトップスタンドと、バイオレットライトを供給する眼鏡により近視の進行を抑制できるか調査しています。近視の進行で困っている方はいつでもご相談ください。
※本研究は近視を治す・矯正するものではありません。
2018本研究モニター募集は終了致しました。
- 近視で困っている方であれば、年齢や性別、近視の程度は問いません(未成年の方の参加には、保護者からのインフォームドコンセントが必要となります)
- すべての検査日に来院、検査できる方
- 医師の指示を守れる方