加齢黄斑変性の治療 抗VEGF療法とは?
2022/02/24
加齢黄斑変性とは
加齢黄斑変性は老化などにより、眼の奥の中心部が障害をうけて視力低下や歪みを生じる疾患です。
50歳以上の男性に多いとされており、失明のリスクがある疾患です。
リスク要因
・喫煙
・肥満
症状
・物が歪んで見える
・視野の中心が暗い
・視力が上がりにくい
病態
眼の奥に老廃物がたまり、それを除去するため本来はない新しい血管が発生します。これを新生血管といいます。この新生血管は弱いため、血液成分が漏れ出して眼の中心部に溜まって見え方を障害します。
治療
・抗VEGF療法
・レーザーによる治療
最近では、眼内の注射による治療である抗VEGF療法が増えてきました。ここでは抗VEGFについて解説します。
抗VEGF薬とは新生血管を発生させる因子を阻害することにより新生血管の発生を抑制し、二次的に網膜の浮腫を軽減させ症状を改善させます。
通常一回では治療できず、継続的に眼内に注射をします。薬剤により治療間隔も違いますが最近ではバビースモといった治療間隔がより長い薬剤も出てきています。
当院ではアイリーアをメインで治療を行っています。2022.2月現在。
(出典)新薬情報オンライン
https://passmed.co.jp/di/archives/17364