【花粉症の時期到来】アレルギー性結膜炎について
アレルギー性結膜炎とは、アレルギー反応により、目の充血かゆみが起きる病気です。
近年その患者数は増えており、日本人のおよそ15～20％がかかっていると推定されています。
（出典：千寿製薬 ）
アレルギー性結膜炎はさまざまな種類があります。
花粉症として知られている【季節性アレルギー性結膜炎】
ダニやハウスダストなどの1年を通して存在する原因のある【通年性アレルギー性結膜炎】
春から秋にかけて症状が悪化し、冬にはよくなることを繰り返す【春季カタル】
などがあります。
アレルギー性結膜炎の治療法は？
アレルギー性結膜炎の治療は、薬物療法が中心となっています。
はじめに抗アレルギー点眼薬を使用し、改善がみられない場合はステロイド点眼薬を用います。
春季カタルに対しても基本的には同じ治療法を行いますが、免疫抑制の点眼を用いる場合があります。
なお、季節性アレルギー性結膜炎である花粉症については、花粉が飛び始める2週間前くらいから抗アレルギー点眼薬の投与をはじめると、より効果的であるという報告もあります。
アレルギー症状の軽減策
花粉等の【季節性アレルゲン】は、花粉が飛ぶ季節に、花粉になるべく接しないような工夫をする。
外出時には眼鏡やゴーグル、マスクを着用する。洗濯物は外に干さない。外出先から帰った時は、服についた花粉を払い、洗顔うがいなどで体から花粉を落とす。
ダニやハウスダストなどの【通年性のアレルゲン】は室内環境や寝具の掃除が効果的です。
当院では医師の判断により、アレルギー検査をはじめ、症状に合わせたアレルギーの点眼薬、点鼻薬、内服薬の処方が可能です。
お気軽にご相談ください。
