白内障手術で眼鏡がいらなくなるかも?
2016/03/04
色々な眼の病気がありますが、加齢と共に増えてくる病気で一番耳にするのは「白内障」ではないでしょうか?
白内障は眼の中のレンズ、水晶体が濁ってくる病気です。進行すると視力が低下し、メガネをかけてもよく見えない状態になります。白内障原因の7割は加齢によるものです。発症初期は目薬で進行を遅らせるようにしますが、目薬で白内障を治すことは出来ません。進行して、眼鏡をかけても見えづらくなり日常生活が不便に感じるようになったら手術で治療をします。
なんと、この白内障の手術で長年悩まされてきた近視や乱視、遠視も治すことが出来るのです。朝起きたらメガネを探す、分厚いメガネで人相が変わる、災害の時にメガネをかけていることが不安、ドライアイでコンタクトレンズが長時間着けられない、メガネが高い、メガネをかけずにお化粧を楽しみたい、一つだけならまだしもメガネをたくさん所持しないと見たい距離が見えない…そんなメガネやコンタクトレンズの悩みから解放されるかもしれません。
白内障の手術では濁った水晶体を取り出して、そこに人口の眼内レンズを挿入します。眼内レンズの度数はその方の眼の状態に合わせて決めますので、一緒に近視や遠視、乱視も眼内レンズで治すことが出来るのです。
しかし健康保険が効く眼内レンズは単焦点レンズなので、遠くが良く見えるように手術すると近くが見えないので近く用のメガネが、近くが見えるようにすると遠く用のメガネが必要になります。
やっぱりメガネが必要なのか…メガネをかけずに生活出来たらな…と思う方もいらっしゃると思います。
そんな方には遠近両用の多焦点眼内レンズがおすすめです。遠くも近くもメガネをかけずに日常生活を過ごすことが出来るかもしれません。
多焦点眼内レンズは希望する全員の方に向いているわけではありませんし、健康保険が使えませんので費用も高額です。
白内障の手術を検討されている方はまずは単焦点レンズ、多焦点レンズ両方を取り扱っている眼科で検査を受けることをおすすめ致します。自分に一番合っている眼内レンズについて先生に相談してみましょう。
遠藤
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