表参道眼科マニア

南青山アイクリニックが眼科に関するマニアックな話題を中心にお送りいたします

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スクレラルレンズ(強膜レンズ)とは?

      2020/07/19

円錐角膜や角膜移植後など角膜の形にゆがみの多い患者様はハードコンタクトレンズで視力矯正をすることが多いですが、ハードコンタクトレンズは、角膜の歪みをきれいに補正し視力が出やすくしてくれるメリットがある反面、

違和感が強い、外れやすい、等のデメリットもあります。

スクレラルレンズ(強膜レンズ)とは

角膜の境界より周辺でフィッティングされる直径が大きいハードコンタクトレンズで、角膜ではなく強膜で支持されており、角膜全体をドームで覆うようにデザインされていて、角膜に触れないように処方をするので外れたりずれたりすることが少なく違和感が少ないレンズです。

またレンズ内部は人工涙液で満たされているため、様々な不正乱視や重度のドライアイなどに対応できます。

「ハードコンタクトレンズがよくはずれる、落ちる」、「痛みが出る」という方でも使用ができる可能性が高いレンズです。

当院の取り扱いレンズは米国GP specialist社のアイサイトスクレラルレンズです。

対象

  • 不正乱視: 円錐角膜、ペルーシド角膜辺縁変性、屈折矯正術後、角膜移植後、 角膜損傷など。
  • 重度ドライアイ

 

まずはスクレラルレンズの適応かどうか検査診察と

実際に装用していただき、フィットしているかどうかチェックが必要です。

 - 円錐角膜