近視は失明する?実は怖い近視
2021/08/16
近視の割合
東京都内小学生の約 76.5%、中学生の94.9%が近視になっていました(1400人の調査)。
国内だけではなく、世界的にも問題となっています。中国では子どもの近視が53%にのぼるというデータが報告されました。「近視の増加は著しく、全世界的な問題で、国や人種をこえた問題」で、Global eye health alert と呼ばれています。2050年には世界の半分の人が近視と予測されています。
近視の発症
近視の発症には、遺伝的要因(生まれつきの素質)と環境要因の両方が関与すると考えられています。 アジア人には近視が多く、両親とも近視でない子どもに比べて、片親が近視の場合は2倍、両親が近視の場合には約5倍の確率で子どもも近視になりやすいと言われています。環境要因については多くの研究から、「外で過ごす時間が長いほど近視になりにくい」ことがわかっています。屋外で過ごす時間が長ければ、近視のリスクが低くなる可能性があることがわかりました。
世界のデータ
オルソケラトロジーと多焦点ソフトコンタクトレンズが近視進行予防に有効であるとの報告がありました。(筑波大 平岡先生:出展 視覚の科学第33巻第4号)
近視抑制サプリメント
クチナシ果実由来の「クロセチン」と呼ばれる色素成分を含み、摂取することで近視の進行抑制に関係する遺伝子「EGR-1※2」を活性化させる効果があります。
・南青山アイクリニックでは近視外来を設置し、専門医による外来を行っています。
近視は小学生の段階で、進行予防に積極的に介入する事が大切です。将来大人になった時に強度近視へ移行するのを抑え、将来の眼病を軽減することが重要です。
学校健診で視力低下を指摘されたり、お子様が見えにくそうにしている様子がある場合、いつでもお問い合わせください。