表参道眼科マニア

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もう一度整理!レーシックの合併症とは?

      2021/08/16

レーシックは1990年に始まってから世界的に30年経過しています。

日本においては2006年10月 LASIK(近視矯正)に厚生労働省から承認されました。

世間ではまだまだ新しい医療という印象もあると思いますが、かなり長期のデータが世界的にも揃ってきています。

レーシックでよく言われる不安 ベスト5

①怖い

②長期のデータがなく将来が不安

③眼科医が受けていない

④ハロ、グレアといわれる光のにじみの増加

⑤手術の失敗

①怖い

まず、「怖い」と言われる方がいますが、眼という敏感な組織で、手術中もある程度ボンヤリと見えるわけですから怖いというのはとてもよくわかります。

コンタクトレンズを初めて装用される方も、なかなか眼に触ることができず、怖い思いをみなさんされているかと思います。

先端恐怖症や、周りの方と比べて特別自分は怖がりだという方は無理に我慢する必要はないと思います。

当院では怖さの対策として、「手術前に丁寧に説明」「手術日は気分を落ち着けるお薬を飲んでもらう」「麻酔をしっかり効かせる」「手術をする医師のお声がけ」を行っております。今まで実際に怖くて手術ができなかったという方はおりませんので、前向きに検討されている方はご安心ください。

 

②長期のデータがなく不安

・全米では年間100万件

・日本国内においても最大年間40万件、累積で100万人

・30年のデータ

IT化が進みデータ解析や新しい機器の使用や医療技術が日々進化しています。新しい技術は何年で安心なのか、はワクチンや薬剤でも賛否両論あり専門家でも判断は難しいと思います。

30年経過したレーシックは「症例数が多い手術」ですので、これだけで安心できる材料になると考えます。

 

③眼科医が受けていない

日本眼科医会が平成22年に発表したデータでは、眼科医会に所属の眼科医は約13000人とされています。

眼科医が本当に受けていないかどうかは、不明です。当院の眼科医である患者様でも受けているがおります。

眼科医のうち、適応となった方が何名のうち、受けたくない方が何名いるのかなど細かなデータがないので憶測だけが先行しているのが

現状かと思います。受ける受けないは個人の自由であり、受けない方がメリットがあるケース(老眼や白内障など)もございます。

その方の目の使い方、年齢、メリット、デメリットをよく検討した上で決定すべきかと思います。

 

④ハロ、グレアの増加

暗い場所で光を見ると回りにリング状光が発生する状態をハロー、光を中心に光芒のように線が伸びる症状がをグレアといいます。

ハロー、グレアは手術をしていない通常の目にも出ていることがあります。テレビなどの電子機器の主電源の小さな光源を、真っ暗な場所で

確認すると、光の周りににじみが発生しているかと思います。ただ、普段は意識していないため、気が付いていないケースがございます。

また、ドライアイ、遠視、近視、乱視、白内障、角膜混濁など、光の通り道に光のブレを発生させる「何か」があるとハロー、グレアとして

出現します。収差計という特殊な検査機器で測定すると、収差という数値で計測する事ができます。

レーシック後にこの収差が増える要因としては、「瞳孔が大きい」「近視・乱視が強い」方に起こりやすい事がわかっております。

当院では術前にデータをお伝えして、個別に説明を実施しています。眼の状態により、他の手術や眼鏡、コンタクトが合っている方は

そちらをお勧めしますので、疑問などがございましたら担当医が詳しく説明いたします。

⑤手術の失敗

患者様からよく「失敗はありませんか」とご質問があります。

失敗とはどのような事を想像されていますか?と質問すると

・失明

・視力が元に戻る

以上2点が多いのですが、失明は眼科専門医が執刀したレーシック手術において1例もございません。

また、視力が元の状態に戻る可能性はまずありません。

視力が低下する割合は20年のデータで10%程度です。

視力がある程度低下することはありますが、どこかの段階で止まり、角膜の厚さが残っていれば再手術が可能です。

もう一度手術を行うことに抵抗がある方もいますが、その場合は薄い眼鏡やコンタクトが必要となります。

また、加齢により白内障や他の病気が発生して視力が低下するケースがありますので、早期発見治療のため、定期的な検査がとても重要です。

 

まとめ

今回はレーシックの合併症についてまとめてみました。

「レーシックは危ない」という方もいますが、本当に危ない問題ならここまで長期に普及することはまずないのではないでしょうか。

治療法としては確率されていますが、もちろんこの先の50年、100年先はわかりません。すべてのリスクを0にすることはどんな手術でも避けられないものかと思います。

病院側としても、万が一がないように入念な検査、入念なダブル、トリプルチェック、機器のメンテや交換を行っておりますし、医療機器メーカーの技術も日々進歩しております。

安全と思われるコンタクトレンズも「目が乾く」「目の奥にいって取れない」「指についた雑菌が入って眼に炎症が起きる、角膜に傷がつく」などトラブルがあり、毎日の付け外しのルーティンや持ち運びなどの問題があります。

手術をされる場合は、ご自身の目の使い方、生活スタイル等よく考えた上でどの視力矯正方法が適しているか、よく調べて納得されたうえで決められるのが良いと思います。

適応検査は無料で行っておりますので、ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。https://www.minamiaoyama.or.jp/yoyakuform/cat/

 

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