アベリーノ検査って何?
アベリーノ検査とは
アベリノ角膜ジストロフィーは顆粒状角膜変性と呼ばれる疾患のひとつです。
角膜に濁りが生じる遺伝疾患で、そのほとんどは成人までに発症します。
アベリノ角膜ジストロフィー:角膜の実質という部分にヒアリンとアミロイドが同時に溜まっており、視力の低下をきたす疾患です。イタリアのAvellino地方で最初に見つかったため、このような名前がついたとされております。
アベリーノ検査とは
よくご質問がある「アベリーノDNA検査」ですが、アベリーノ角膜ジストロフィー(アベリノ角膜変性症)は、角膜に濁りがあるため、通常の診察で発見可能な疾患です。また遺伝性の為、両親のどちらかに症状がありますので、しっかり問診を行うとより正確に判断できます。角膜にほとんどが成人までに発症しますし、レーシックは成人の方が対象の手術ですので、今現在正常の方が、レーシックを受けてから発症する可能性はまずありません。そのため、当院では実施しておりませんが、希望の方は実施することも可能です。
角膜ジストロフィーの治療方法は?
当院のYouTubeで手術の流れを解説しております。
角膜の濁りをエキシマレーザーという0.6μmという小さな単位で正確に削ることができます。
詳しくは動画をご覧ください。
さいごに
角膜ジストロフィーはアベリノだけではなく、様々なタイプの濁りがあります。
眼科専門医が診察にて判断可能ですので、50%程度で遺伝するタイプのものもございます。
ご家族に角膜混濁の方がいるなどご不安がある方はいつでもご相談ください。