多焦点眼内レンズについて
現在、国内で年間約100万件程行われる白内障の手術では、近視、遠視、乱視の治療だけではなく老眼の治療を行えるようになりました。
多焦点眼内レンズは、その名の通り焦点を1つの距離のみに合わせる単焦点眼内レンズと異なり、遠距離、中間距離、近距離など複数に焦点が合います。
多焦点眼内レンズは、レンズ構造が複雑なため、構造がシンプルな単焦点レンズに比べると光が散乱し光の周辺に輪が架かって見える現象(ハロ・グレア現象)やコントラスト感度の低下(見え方の質の微妙な低下)が起きる場合があります。
このことから、単焦点眼内レンズよりも適応となる基準が厳しくなり、以下に項目にあてはまるケースの方は多焦点眼内レンズをお勧めしない場合があります。
・神経質な方、完璧主義な方
・眼鏡をかけたくない方
・車の運転が多い方
・白内障以外に目に問題がある方
・通院が難しい方
文責O
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