VITREOUS RETINA網膜硝子体外来
毎週水曜(午後)に慶応義塾大学専任講師の富田洋平医師が担当します。木曜午前はこうじや眼科院長(元慶応義塾大学)の園部秀樹医師が担当します。
当院の専門医は網膜、硝子体手術などの外科的治療、medical retinaの分野のエキスパートであり、様々な網膜硝子体の診断・治療において対応できる体制となっております。
南青山アイクリニックには入院施設はありませんので、入院が必要な大きな手術の場合は紹介できる体制をとっております。
診察担当医:富田洋平医師
診察担当日 | 水曜(午後) |
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診察・手術担当医:園部秀樹医師
診察担当日 | 木曜(午前) |
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網膜とは
カメラでいえばフィルムやセンサーにあたる部分で、角膜や水晶体で屈折された光を受け取る薄い膜です。中央に黄斑という凹みがある部分があり、最も感度が高く、視力に関係しています。網膜の神経線維が集まったものが視神経となり、脳へ信号が送られます。
硝子体とは
眼球の内部にある透明な固いゼリー状の組織で、水晶体の後方接し、網膜に軽く密着しています。眼球形状保持や角膜や水晶体光を屈折させる役割をしています。
DAY SURGERY網膜硝子体手術について
当院の日帰り硝子体手術の対象者としては、糖尿病網膜症などにより硝子体出血された方、黄斑上膜、黄斑円孔などの方に行っています。また、白内障に罹っている患者様については、白内障手術も同時に行うことがあります。
INJECTION網膜硝子体注射について
加齢黄斑変性や黄斑浮腫等の黄斑疾患に対する治療です。 抗VEGF抗体と呼ばれる薬剤を硝子体腔に注射し、加齢黄斑変性症や黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症等の原因となる新生血管を退縮させる治療です。
黄斑は網膜の中心にあり注視したものの、形や色を識別する重要な役割を持っている場所です。網膜上の血流悪化によって血管から血液やその成分が漏出すると、黄斑部分に黄斑浮腫と呼ばれるむくみが発生して、深刻な視力障害をもたらすことがあります。また、悪化した血流を補うために新生血管と呼ばれる血管が発生して、網膜に重篤な病気を招くこともあります。 こうした状況は全て、VEGF(血管内皮増殖因子)と呼ばれるタンパク質の持つ働きに誘発されて起きるといわれています。 抗VEGF薬治療は、このVEGFの働きを抑える抗VEGF薬(抗血管新生薬)を眼球内に注射して、血管からの漏出や新生血管の発生と成長を抑制する治療法です。